消しゴムはんこ制作で、図案を転写するのに使う「除光液転写」。
「どうやるの?」「聞いたことあるけどよくわからない」
といった方向けの、「除光液転写のやり方」完全版です!
図案を写すのにすごく便利なので、やってみてね!
「除光液転写」とは
消しゴムはんこの図案の転写は、
トレーシングペーパーに図案を鉛筆で写して描く→消しゴムにこすって転写
をするのが、誰でもできる基本的なやり方です。
対して、除光液転写は
コピーした図案を消しゴムに乗せる→除光液を含んだティッシュで叩いて転写
する、という方法です。
慣れないうちは失敗しやすい、という難しさもありますが、マスターするとどんな細い線や細かい図案も一発で転写できる、というメリットがあります。
失敗してもやり直し可能ですので、ぜひチャレンジしてください!
使用するもの
- 除光液
- ティッシュペーパー
- はんこ用消しゴム
- 図案
除光液は特にメーカー指定などはありません。
(私はもっぱら100均です)
除光液の種類によって、転写しやすい・しづらいということもあります。
試してみて、使いやすいものを選んでください。
※無印良品のものが評判いい・・・と聞いたこともありますよ。
準備
図案の用意
はんこを彫りたい図案を用意しましょう。
彫りたい大きさで、できれば同じデザインのものを数個、一枚の紙におさまるように用意しておくと、失敗したときにまた使えるので便利です。
図案をコピーする
除光液転写をするには、図案をコピーすることが必要です。
このコピー、トナーインクを使用したコピーが必須。
「レーザープリンター」や「トナータイプのプリンター」を使わないといけません。
えっ、家にあるプリンターじゃダメなの?
そう、家庭用のインクジェットプリンターじゃダメ!
除光液転写は、インク内の「トナー」(塗料)を、除光液で浮かせて消しゴムに転写する方法なのです。
トナーの含まれない家庭用のインクジェットプリンターのコピーでは転写できません。
なので、トナーの含まれる方法でコピーします。
手軽なところだと「コンビニのコピー機」。
コンビニのコピー機でコピーするだけ。
このためだけに、わざわざレーザープリンターの用意はいりませんよ。
図案が用意できたら、コンビニでコピーをとっておきましょう。
※「コンビニのコピー機はどれがいいの?」と思われた方・・・セブンイレブンのコピー機が、現時点で最強です。
図案と消しゴムのカット&表面をキレイに
コピーした図案を、使う部分だけカットします。
消しゴムも同じように、図案の大きさに合わせてカットしておきましょう。
はんこ用の消しゴムは、くっつかないように表面に粉がついています。
このままだとうまく転写できないので、水で洗ってしまうか、除光液でさっと拭いてキレイにしておきます。
除光液転写のやり方
さて、準備ができたら、いよいよ転写していきましょう。
簡単な手順の動画がありますので、こちらもご覧ください!
①転写したい図案の、印刷面を消しゴムの表面に当てて置きます。
②除光液をたっぷり含ませたティッシュペーパーで、上からトントンと叩くように、図案全体に除光液をしみこませます。
少し押しつけるように、力を加えるのがポイント。
軽くポンポンするだけだと、あまりキレイには写りません。
一回だけじゃなく、何度かトントンと繰り返しましょう。
③図案をはがします。
これで転写完了!
注意点
慣れないと失敗しやすいです。
まずはこの注意ポイントをおさえて、練習してみてください。
何度も繰り返し過ぎない
「ちゃんと転写できてるかな?」「もっとやった方がいいかな?」
と心配になりがちなのですが、何度も何度も繰り返してトントンしていると、紙がボロボロになったり、消しゴムにくっついてしまったりして、逆にキレイに写りません。
こすらない
これも紙がボロボロになってしまう原因になるのでやめましょう。
こすって転写する、というより、押してプリントする、ような気持ちで。
乾かさない
図案に含ませた除光液が乾いてしまうと、消しゴムにはりついて剥がれなかったり、破けたり。
転写自体ができないので、乾いてしまう前に剥がしましょう。
コツがつかめるまで練習してみましょう!
失敗したら・・・
失敗はよくあることです。
もし失敗しても、失敗したところを除光液で拭いてしまえば、図案は消えるのでやり直しが出来ます。
ただ、何度も何度も除光液で拭くと、消しゴムの表面が溶けたようになってしまうので、やり直しは数回にしておきましょう。
一度使った図案のコピーは再利用できないので、新しい図案コピーで再チャレンジしてください!
まとめ
ちょっと難しいかな?と思われがちですが、できるようになると便利な除光液転写。
作れるはんこの幅も、ぐーんと広がります。
手書きでは出せない線や質感の図案も彫りやすくなりますよ。
- コンビニのコピー機でコピー
- トントンと叩くように
- 何度もやり過ぎたり、こすったりしない
- 失敗しても消してやり直し
ぜひチャレンジしてください!